Mexico City

PCを整理していたら、昨年出かけたメキシコ・サイクリングの写真がたくさん出てきました。メキシコ郊外の街を起点にした1dayトリップは、Bicycle Quarterlyにその旅行記を掲載。そのウラ話、というのではないですが……


実は、出かける前から体調に不安を抱えていた私。結局、サイクリングの起点として予定していた街に到着してすぐに発熱でダウン。なんとか持ちこたえてメキシコシティまでは戻るものの回復せず、人生初の点滴。予定していたサイクリングの一部はキャンセル(涙)、というふんだりけったりの状況だったんです。その代わりといっては何ですが、体調が回復してからは毎朝、メキシコシティでポタリングを楽しんでいました。これが、思いのほか楽しくって。たくさん写真も撮ったので、ほんの少しご紹介します☺️


早朝のメキシコシティ。ショップも市場もまだ開店準備中。東京にはない風景にテンションも上がります。メキシコシティは、このエリアは土産物、このエリアは靴、このエリアは食品、といった具合に、エリアごとに同業者が集まって商いをしています。


ウエディング関係のショップが立ち並ぶエリアで見かけたドレスのお店。ディズニーの映画に出てくるプリンセスが着ていそうな、パステルカラーのドレスがズラリ。日本人で着こなせる人は少なそうだけれど、これはこれでカワイイ💕


お昼を過ぎればかなり賑わう市場も早朝はこの通り。毎晩、きっちり撤収作業しているんですね。知らなかった! ちょっと驚きました。徒歩でわざわざ出かけるかな〜というと微妙なところですが、自転車ならパッと出かけられるので面白いです。


メキシコシティにはレンタル・バイクも。結構、ローカルの方は日常の足として使っているようでした。ちなみに一番手前に駐輪しているのはヤンのFire Flyですのであしからず。


コロニアルスタイルの街並みが残されているメキシコシティ。そこかしこにカテドラルや広場があって、メキシコシティの魅力の一つとなっています。


メキシコシティの大聖堂の前にある広場は、いつもなにかしらのイベントで賑わっている様子。この日はなんと特設の野球場が登場していました。数日前にはココ、コンサート会場だったんですよ😵


とても特設とは思えないクオリティの野球グラウンド。野球のオールスター的なイベントが開催されていて、メキシコの政府関係者も観覧に訪れていたのだとか。100mおきに警備員が立っていて、厳重警戒中だというのが肌で感じ取れました。


メキシコシティには働く自転車もたくさん。こちらは氷の配達用の自転車。衛生環境は、日本に比べるとまだまだという印象。お腹の弱い人は、氷抜きのドリンクをお願いしましょう✌️


ココナッツの移動販売。フロントに大きな荷台を備えた三輪車もたくさん見かけました。このほかには、アイスキャンディや飲み物の販売などに使われていることが多かったです。体調を崩していなかったら、ココナッツにもチャレンジしたかった!


コチラは自転車というよりも荷台、ですね。ハタキとハンモックとストールという謎の組み合わせに文化の違いを感じます。日本では、吊るすことのできる場所が限られているので、なんとなく“オシャレな人のためのモノ”というイメージがあるハンモック。メキシコでは暮らしに根付いたアイテムのようです。


メキシコシティといえば、女流作家として、そしてディエゴ・リベラの妻として、波乱の人生を逞しく生き抜いた女性として……有名なフリーダ・カーロの縁の地はぜひ訪ねたいところ。コチラはMuseo Frida Kahlo(フリーダ・カーロ美術館)。シーズンにもよるようですが、入館まで2時間待ちは覚悟して出かけたほうがよい様子。並びましたー。


私が訪ねた際には、フリーダ・カーロの衣装展が開催されていました。ヴォーグの表紙を飾ったことでも知られている彼女。その独特なファッションは今見ても新鮮でステキ。世界中にファンがいることも頷けます。ちなみに、幼いころから脚の悪かった彼女はその脚を隠すように、常にロングスカートを履いていたそうです。彼女にとっては目を逸らしたい現実であったのだろうけれど、それすらもファッションの一部、トレードマークにしてしまうところは本当にすごいことだと感じます。


ヒゲのアイコンってメキシコでも流行しているのでしょうか? 当時、ヒゲマーク(?)が話題になっていたので、なんとなく印象に残っているシャッターのペイント。


メキシコといえば、1920年代から30年代にかけて活躍したディエゴ・リベラやシケイロスのプロパガンダ的な壁画が有名です。その影響が残っているのかどうかは、分かりませんが、壁画に対してとても理解のある国のように感じます。こちらはコインランドリーと洋服のお直しのお店のウォールペイント。アイロンのまつ毛がかわいい……。


メキシコのタイル。こちらの壁、微妙にタイルのデザインや色合いが異なっていて、よく見ると丁寧に修復しながら使われていることが分かります。いつか、メキシコのタイルを自宅のインテリアにも取り入れてみたいなぁ。そんなことを思いながら、パチリ。


メキシコといえば、フォルクスワーゲンの工場があったことでも知られています。主に北米への輸出用だったのでしょうか。今は工場も閉鎖されているとのこと。と、それはさておき、子どものころビートルに憧れていた私。メキシコシティの至るところを年代モノのビートルが走っていて、かなりテンションが上がりました✨ ちなみに、ビートルは最大斜度34%までいけるのだとか。本当かなぁ。


とまぁ、こんな感じで見るものすべてが新鮮だったメキシコシティ。体調が回復するまでの間はホテルを起点に軽くポタリングする程度でしたが、とても楽しかったです。とくに街の空気を感じ取るには、自転車が最適。旅の主目的を自転車ツーリングにするかどうかはさておき、やっぱり自転車っていいなと再確認できました☺️


コチラは市場でお土産に購入したガラス細工のハチドリ。自転車ツーリングでは荷物が増やせない(持ち運べない)ので、小さな何かをお土産に買って帰ります。このハチドリも親指ほどのサイズ。ガラスなので持ち帰るのには苦労しましたが、いい思い出です。


ところで、海外に自転車を持っていく場合は、滞在の初日を自転車ツーリングの準備にあてるのがオススメ。飛行機輪行などで何らかのトラブルがあった場合にも対応できますし、パンク修理用のゴムのりだったり、キャンプをする方ならバーナーの燃料だったりと、空路では運べないものの現地調達の時間があると便利だからです。そしてもし、時間に余裕ができたら、ぜひポタリングを。現地の自転車店を訪ねてみるのも楽しいですよ。

ちなみにちょっとしたウラ技(?)としてオススメなのが、初日に滞在したホテルに最終日も滞在するという手。飛行機輪行用のバッグや時にはスーツケースなど、かさばる荷物の保管って気をつかいますよね。治安や宿のクオリティによっては盗難に注意が必要ですが、1週間程度なら大抵のホテルで荷物を預かってくれるはず。覚えていると結構使えます。それでは皆さん、よい旅を✨

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